両親は毒親と言うには中途半端
毒親と言ってもそれぞれ状況は違うしきっとタイプも
千差万別ですよね。ただ毒親というには子どもに
暴力やハラスメントなどを行なっているのだから
弁解の余地無しではありますが…
ただ自分の両親を見ていると、毒親全てが鬼のような
ヒトデナシと断言しづらいのです。
で、どうしてウチは中途半端な毒親なのか?を
考察してみました(-_-) 全て私個人の偏見です。
理由① 両親は基本的に善人で真面目。反社会性な
要素は全くありません。自営で大変な努力をしながら、
(ちょっぴり)成功した人たちです。
真面目すぎたのかな?
子育てをちゃんしないと… と、思い込みすぎてたと
思います。
理由② 時代性(A)
昭和ですからね〜。 躾と聞くとどうしても厳しい
イメージが付きまとう時代。
中学校の教師に殴られたこともありますから
叩くぐらいは普通だったんですね (TT)
幼少期に育った街はかなりガラの悪いところなので、
親もこれぐらい普通と思ったのかな。
理由③ 時代性(B)
私自身の発達障害。高IQのADD(注意欠陥障害)だった
ので、普通の子供よりかなり困難な子育てだったはず。
それだけでも大変なのに発達障害なんて言葉もなかった
時代なので、周りの理解も無く親は何とかしなくてはと
強迫的に追い込まれていたみたいです。で…
厳しすぎる躾と称したセッカンに至ったわけです。
理由④ 時代性(C)
好景気でしたね。努力が報われやすい時代でしたから
親は頑張りすぎてましたね。繁忙期はいつ帰宅したか
寝たか知らなかったぐらいですから。
そのぶん親にとっては報われることも多く、やりがいも
あっただろうけど、反面ストレスも多くて
そのはけ口にされた感は多いにあります。
家族のために無理した忙しさの代償が家庭崩壊という
皮肉… (TT)
理由⑤ 親の育った環境
祖父母は決して毒親では無いのですが、父は大人数の
兄弟の末っ子で放任状態に近く、早くに両親を
亡くしています。
おまけにおそらくアスペルガーらしく他人の気持ちが
想像し辛い。
母は複雑な家庭で育ち、中学卒業とともに家を出て
自立してます。
2人とも親の愛情を知らずに育ったから、子育ての
モデルケースがなかったんですね。
これもまた時代性に関わるけど、家庭というものを
よく知らない者同士が、何の疑いもなく家庭を持ち
子供を育てる。普通に結婚して普通に子育てして…
自然にできるって考えてたのかなぁ
何か時代のせいにばかりしたようでもありますが、
ニュースで見る監禁やネグレストや殺害する親だけが
毒親じゃない。私の両親のように中途半端な毒でも
子どもにはしっかり悪しき影響を与えます。
幾つかの要素が重なって、善き人が毒親になった場合、
自覚がないのがまたややこしく… (><)
私も娘に対してどーなんだ?と、自問自答する日々。
気をつけてないとね、
知らぬ間に陥る底なし沼なんですよ。