虐待とまでは言えない

50代になったアダルトサバイバー。PTSDを経て強迫性障害に至るまで

両親は毒親と言うには中途半端

毒親と言ってもそれぞれ状況は違うしきっとタイプも

千差万別ですよね。ただ毒親というには子どもに

暴力やハラスメントなどを行なっているのだから

弁解の余地無しではありますが…

 

ただ自分の両親を見ていると、毒親全てが鬼のような

ヒトデナシと断言しづらいのです。

で、どうしてウチは中途半端な毒親なのか?を

考察してみました(-_-)   全て私個人の偏見です。

 

理由① 両親は基本的に善人で真面目。反社会性な

要素は全くありません。自営で大変な努力をしながら、

(ちょっぴり)成功した人たちです。  

真面目すぎたのかな?

子育てをちゃんしないと…  と、思い込みすぎてたと

思います。

 

理由② 時代性(A)

昭和ですからね〜。   躾と聞くとどうしても厳しい

イメージが付きまとう時代。

中学校の教師に殴られたこともありますから

叩くぐらいは普通だったんですね (TT)

幼少期に育った街はかなりガラの悪いところなので、

親もこれぐらい普通と思ったのかな。

 

理由③ 時代性(B)

私自身の発達障害。高IQのADD(注意欠陥障害)だった

ので、普通の子供よりかなり困難な子育てだったはず。

それだけでも大変なのに発達障害なんて言葉もなかった

時代なので、周りの理解も無く親は何とかしなくてはと

強迫的に追い込まれていたみたいです。で…  

 厳しすぎる躾と称したセッカンに至ったわけです。

 

理由④ 時代性(C)

好景気でしたね。努力が報われやすい時代でしたから

親は頑張りすぎてましたね。繁忙期はいつ帰宅したか

寝たか知らなかったぐらいですから。

そのぶん親にとっては報われることも多く、やりがいも

あっただろうけど、反面ストレスも多くて

そのはけ口にされた感は多いにあります。

家族のために無理した忙しさの代償が家庭崩壊という

皮肉… (TT)

 

理由⑤ 親の育った環境

祖父母は決して毒親では無いのですが、父は大人数の

兄弟の末っ子で放任状態に近く、早くに両親を

亡くしています。

おまけにおそらくアスペルガーらしく他人の気持ちが

想像し辛い。

母は複雑な家庭で育ち、中学卒業とともに家を出て

自立してます。

2人とも親の愛情を知らずに育ったから、子育ての

モデルケースがなかったんですね。

 

これもまた時代性に関わるけど、家庭というものを

よく知らない者同士が、何の疑いもなく家庭を持ち

子供を育てる。普通に結婚して普通に子育てして…

自然にできるって考えてたのかなぁ

 

何か時代のせいにばかりしたようでもありますが、

ニュースで見る監禁やネグレストや殺害する親だけが

毒親じゃない。私の両親のように中途半端な毒でも

子どもにはしっかり悪しき影響を与えます。

幾つかの要素が重なって、善き人が毒親になった場合、

自覚がないのがまたややこしく… (><)

 

私も娘に対してどーなんだ?と、自問自答する日々。

気をつけてないとね、

知らぬ間に陥る底なし沼なんですよ。